沖で待つ



沖で待つ沖で待つ
(2006/02/23)
絲山 秋子

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初めて読んだ作家さん、何かの書評で絶賛してたのを見て借りてきた。

「勤労感謝の日」に出てくる36歳の無職の女性が放つ独り言みたいなせりふの連続、ポンポンとテンポがよく、その言葉も切れが良くて読んでてスカッとする。

多分それは独身女の僻みとか妬みとか言われてしまう類のものなのだろうが・・こういうことを言ってみたい気持ちはある。

それでも社会に生きてる人間として最低のマナーは失してはいけないのだろうと最後には言ってるようで、そこは当たり前すぎてちょっとつまらない。


「沖で待つ」・・私は幽霊とか魂とかが出てくる小説はどうしても身構えてしまうのだが、それは世間によくある小説のテーマだからか・・、

でもこのお話の中ではすんなりと入って行けた、それは何故か?

ドアーを開けたら居ないはずの人が居ていきなり話しかけたからか?

なんせ導入部で出てきて、そのいきさつがあとから出てくるので、結果、そのわけが知りたいと思うから読んでしまうのだ。

そしてこの二人の関係が何ともいいのだ、ただの同期というだけでこんなに親身になるものか?

それでも恋愛の対象にはならず、奥様になる女性を深く愛してる、

その辺の男性の心情はよくわからないが・・どっちかに恋愛感情はあっただろうと勝手に推測する。


この本は芥川賞作品だと知らないで借りたのだが、その昔、芥川賞作品はどこかとっつきにくい印象があり、あまり読もうとは思わないで居たが・・

最近の芥川賞はすこしやさしくなったのかな・・。
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