はるがいったら

2006年発行の作品、第18回小説すばる新人賞受賞作です。

1979年生まれとのことで、この作品の出版当時の著者略歴には会社勤めと書いてあったけど、今はもう書いてはいないのかしら・・


はるがいったらはるがいったら
(2006/01/05)
飛鳥井 千砂

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今、検索をしていたら文庫本も出ていて・・こっちの装丁も良いなぁ~。

はるがいったら (集英社文庫)はるがいったら (集英社文庫)
(2009/01/20)
飛鳥井 千砂

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そして他の作品も出ているらしいので機会があればぜひ読んでみたいです。



表題の作品はとってもスムーズに本の中に入りこめて一気に読んでしまいそうな勢いだったけど、

また無理をすると眼精疲労で辛くなるのでなんとか途中でやめてはまた読んでと・・3日くらいで読み終えた。

一人称の語り手が交互に変わる書き方で、最初は途中まで変わったのに気が付かなくて戸惑ったが、

姉と弟の性格がまるで違うので段々とコツもわかり・・話の内容も普通の小説っぽくないのが面白いと思った。


人物設定がふわっとした書き方でどっちにもとれるような、先入観を持たせて裏切るような書き方も良い。


物語の登場人物に共感できるとそれだけ入り込む速度も速いのか・・もっとこの二人のことを見て居たいと思った。


はる・・というのは飼い犬の名前で老犬で最後には死んでしまうのだが、その情景もあっさりと描いていて、それでいてあったかみの伝わる書き方で、うまいなーとしみじみ思ったものです。



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