百年の手紙

百年の手紙――日本人が遺したことば (岩波新書)百年の手紙――日本人が遺したことば (岩波新書)
(2013/01/23)
梯 久美子

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主に古い時代の手紙が多いけど、その中でも印象に残ったのが・・

昭和50年の5月、サハラ砂漠で亡くなったひとりの青年の手紙だ。

「果てしなき砂の中、道もなく人も住まぬ所で、唯一の頼みであるラクダが居なくなった時の恐怖感、

 しかしその恐ろしさこそが砂漠の魅力だ!!」



支援者に当てた別の手紙では・・

「自分の身に最悪の事態が起こったとしても、外務省やアフリカ大使館などに捜索を依頼したりしないで・・

 この広大なサハラ砂漠の何処に自分が眠ってるかわからないでしょうし、すでに手遅れだから、

 あまりガタガタ騒ぐと、日本人はここぞとばかりに非難をするだけです。




ありましたねー、そんなことが過去にも・・そして外国のメディアから指摘されるまでそのことに気づきもしないマスコミやら一般市民でした。


作者もこの手紙についてこう書いてます、

「世間を騒がせることに関して日本が異常なまでに不寛容であること・・、

 だからこそ彼はそんな窮屈な日本を飛び出したのだろう・・」



父から息子へ、獄中の夫から妻へ、天皇から皇太子へと・・さまざまな手紙、

昔の人の文章には尊厳がありますねー、お互いを思いやる言葉が生きてます。

言葉の力って凄いなって・・ね。


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