舞台は長崎

たまたま・・同じ日に借りてきた本が、読んでみたら似たような内容なので自分でも驚いてる、

時代は100年くらい違うけど、長崎に外国船が盛んに入ってきて、貿易や人の行き来も盛んにあった頃の話なので面白い偶然だと思った。


村木嵐(むらき らん)さんは以前、短編集の中にあったお名前を辿って他の作品を探してた、

この「マルガリータ」は結構苦労して読んだし、宗教のことはよくわからないのでその内容に共感することはなかったが、ちょっと普通の時代小説とは違うと思うのでそれも仕方のないことかと。


マルガリータマルガリータ
(2010/06/24)
村木 嵐

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4人の少年使節団が羅馬(ローマ)に派遣されて、8年後に帰国した後の悲劇的な人生が描かれている、

その一人、ミゲルの子孫がかの有名な天草四朗ではないかとの疑いをもった幕府の役人と、ミゲルの妻との会話から始まる冒頭のシーンが印象的でした。

マルガリータとは真珠のことだとありました。

中に出てくる少年がみな美少年というのが少し・・・そうだったのかもですがね、

お互いが相手を思う余りに自分を偽ってしまう、その犠牲的精神がなかなか理解できない部分であり、信仰とはそういうものなのかと、想像するしかない部分が多い。





次の朝井まかてさんの「先生のお庭番」は長崎の出島が舞台で、こちらはもう外国人居留地ができていて、外国語を学ぶ武士の塾の様子とかが興味深くてさらっと読めた。


先生のお庭番先生のお庭番
(2012/08/11)
朝井まかて

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主人公は15歳の植木職人の見習い??、熊吉という少年が薬草畑を作っていく過程が面白い、

花に興味のある人なら必ず惹き込まれると思うが・・

15歳の少年で薬草のなんたるかも知らないで果たしてこんなに上手くいくかな・・と、思う節もないとは言えないが、

昔の15歳は今の20歳くらいの知恵と能力はあったのかな??ということにしておこう。

先生とはフォン・シーボルトのことで、ここではズィーボルトと表記されてるが、耳慣れない言葉としての誇張があるのかな。

多分、シーボルトと日本人妻のお滝さんの話は小説としていくらでも書かれてると思うけど、これもまたそんな中の一つとして、違った視点からの物語ではないだろうか。

最後の方で熊吉は先生の秘密を胸に秘めたまま守りぬくのだが、この辺が少し私には引っかかるところだ、

同じ日本人としては日本の領土を守りたいと思ってしまうのは如何にも狭い心なのかなーと。


なんだかんだ言って日本人の基礎が詰まってる時代物はやっぱり面白くて、読み続けることによっていろんな歴史の接点が見えてくるのも意外な発見だ。


学校で習ったことなんか何にも頭に入ってないってこともよぉーくわかるこの頃でした。



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