あなたがいる場所

沢木耕太郎さんの短編集です。


あなたがいる場所あなたがいる場所
(2011/04)
沢木 耕太郎

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以前、NHK-BSの番組「週刊ブックレビュー」で紹介されてたのを見ましたが、みなさんの合評では大変好評だったように覚えてます。

読んでいて意味不明な箇所も何度かあって、これはわたしの読解力のなさ所以でしょうか・・。

わざとぼかしていろんな解釈を引き出させるようにしてるのかもですが。


苛めにあってる中学生が身に覚えのないことで謝罪させられるシーンにはもっと救いが欲しかったなー、

なぜ白いハトを助けに走るのか・・カラスが白いハトを攻撃するというのは本当の話なのか?

そのへんの心理描写がよく理解できなかったです。


いつもバスの中で会う女性の髪の毛にみとれていたら気づかれてしまい、

そこまではわかるけど・・そのあとの発展がちょっと無理があるような??考えすぎかな。


「天使のおやつ」では遊具から落ちて死んでしまう子供の両親のはなしなんだけど、あまりにもあっさり死んでしまい唖然としたが・・遊具を壊すシーンはなんかやっぱり腑に落ちないなー。


一番好きだったのは「銃を撃つ」というはなしで、思いがけずいつもは乗らないバスに乗ることになり、そのバス停で以前同じクラスだった子とばったり遭遇してしまい、最初は気まずかったけど会話していくうちに昔の誤解が解けていき・・

あることで意気投合して、ポストに向かって銃を撃つというわけです。


「ピアノのある場所」というのは、よくある他人の庭は良く見えるってはなしで・・

小さい頃よくよその子に生まれたかったなーという憧れみたいなのがあって、よそのお宅に伺うとやさしいおかあさん、おとうさんが居て羨ましかったという、誰にでもある入れ替え願望ですかね。

それと引っ越しが決まって最後に遊ぶと約束してたのをすっぽかされた寂しさ、裏切られた悲しさみたいなのがよく伝わってきて、本当に自分と重なってしまうストーリーでした。



自分がいる場所は今はここ・・ここに根を張ってしまったかな。
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