作家として妻として

作家の吉村昭さんが亡くなったのはつい最近・・と、思ってたら・・

念のために検索して調べたらもう5年も前のことだった。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E6%9D%91%E6%98%AD

最後に自分から点滴の針を抜いて「もう死ぬ」と言って亡くなったのはよく覚えてるのに・・

なんと月日の経つことの早さよ・・つい昨日のようにも思えるのに。


その吉村昭さんの奥様である、津村節子さんの書いた本がこの「紅梅」である・・・

紅梅紅梅
(2011/07/26)
津村 節子

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同じ家に作家が二人居ることの大変さは地獄にも例えられるそうだが、

夫の癌治療中にも作家として最前線で書きつづけていた妻・・

その闘病生活が作家の目で克明に描かれてるが、どうしても作家としての思いと妻としての思いが複雑に交錯するようで、読んでいても複雑な思いがしてならない・・

妻としては充分に看病できなかった悔いがのこるようで、それを一生背負っていくと書いてあるが・・

そうかなー?そうじゃなくて・・もっと自信を持って良いんじゃないかなー?


また、吉村昭さんの作家ではない一面も知ることができて、まぁ・・思ったような人ではあったけど、

ユーモアたっぷりの人だったようで、真面目一方に思ってた一読者には意外な発見だった。

頭が良いんだろうなーと、思う場面がいくつかあって・・だからこそ周りの気配にも敏感だったのだろう。


若い頃の結核に関する闘病記なるものを読んでるので、大変な痛みを経験したのを知ってるから、

癌の治療に苦しむ姿を思うと・・なんて不公平なんだろうって思ってしまう。

吉村さんの本は事実について綿密な調査をして書くので、作家の言葉で脚色することはしなかったとか、

だから読んでいても真に迫る描写がウソっぽくないし、飾られた美辞麗句がないのだろう。


こういう作家さんはもう出てこないだろうね。


奥様の津村節子さんの本は若い頃よく読んでました。

そう思って何を読んでたかな~と思い出しても何も出てこない・・

図書館にあるのは最近の本ばかりだから、文庫本でも買って読んでみようか?

って・・そうやって買った本がたくさん積んであるんだがな・・いつ読むんだろね??

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